こんにちは、アクションカムマニアのクボタンです。
今回は今までのアクションカメラとは全く違う、個人的にすごく魅力的だと思ったアクションカメラ「insta360 ONE R」の紹介をしようと思います!
伝えたいことが色々あるんですが、「insta360 ONE Rがどんなカメラか?」というのを一言で表すと以下の2点になります。
1・パーツをカスタムできる!
insta360 ONE Rが他のアクションカムと決定的に違うのがこの点。
「液晶パーツ」「バッテリーパーツ」「レンズパーツ」を組み立てて使います(正式名称はパーツではなくモジュールなのですが、わかりやすくするため本記事ではパーツと記載させて頂きます)。
2・レンズのパーツが3つある!
用途に合わせた3種のレンズ(詳細は記事の中盤にて)が現在発売されていて、今後もラインナップが増える可能性もあります。
公式動画
ここまで読んでみて興味が持てそうでしたら、以下で
- insta360 ONE R全体の特徴と性能
- 3種のレンズそれぞれの特徴と性能
- けっこうお値段が安い
という流れでGoproと比較しつつお話していこうかと思いますのでぜひ参考にしてみてください。
insta360 ONE Rの特徴
レンズの種類を問わずに言える特徴は以下の通り。
- 強力なブレ補正
- 5m防水
- フレーム必須
- 音声コントロール可能
- タイムラプス・ハイパーラプス可能
- ~256GBまでのmicroSD対応
強力なブレ補正
3:10ごろからHERO8と並べてブレを比較されていますが、ほぼ同レベル。
同社の超小型カメラ「insta360 go」同様、小走り程度ではほぼブレは感じられない精度の高いものになっています。
防水性はGopro HERO8より劣る
本体の防水性能はGopro HERO8(~10m)より劣り、MAXと同じ~5m。
フレーム(後述)に入れての使用が前提であるものの、物理的に隙間があるので水回りでの使用は精神衛生上よくないですね。
使用にはフレームが必須
- 自撮り棒をなどのアクセサリを使用したい
- アクションカムとして(=つまり激しい用途で)使用したい
こんな時には本体に付属のフレーム(画像右側)をしてやる必要があります。
なぜなら本体自体にマウンター(=アクセサリをつけるところ)がなく、冒頭で紹介したとおり組み立て式のカメラだからですね。
がっつり使う人はフレームがあることによる不満を感じるかも
ライバルである最新のGopro HERO8やGopro MAXはこのように本体にマウンターがついていて、フレームがありません。
そう、フレームがないとバッテリーやmicroSDカードの出し入れがとてもスムーズなんですね。
一方insta360 ONE Rの場合だといちいちフレームを外す必要があり、交換が地味にめんどうです。
insta360 ONE Rの3種のレンズ解説
ここからは冒頭で紹介した3つのレンズそれぞれの特徴についてみてみましょう。
4K広角レンズ
4K広角レンズ(以下4Kレンズ)は、ざっくり説明するとGopro HERO8と使い道と性能が似ているレンズです。
- 静止画12mp
- 動画4k60fps
- 8倍スローモーション可能
以下ではGopro HERO8と比べた時のメリットをあげてみます。
見やすい動画が撮れる
というのも、insta360 ONE Rの4Kレンズと360度レンズはHDRの動画撮影が可能。(Gopro 8/MAXは写真のみHDR対応)
HDR = 暗すぎな部分を明るく、明るすぎな部分を暗くして見やすくする技術
「せっかく撮ってたのに確認してみたら逆光で使い物にならなかった・・!」なんて事故が減るということですね。
HERO8より自撮りのコスパが高い
液晶自体は小さいものの、冒頭でもふれたとおり液晶をレンズ側にも向けられます。
HERO8で同じことをしようと思うと、別売りの外付けモジュールが必要になります。
Gopro HERO8より引用のディスプレイモジュール。折りたたみ可能。
このモジュールのデメリットは「価格が高い」「かさばる」の2点。
ただでさえ本体価格はinsta360 ONE Rの方が安いのに、Gopro HERO8で自撮り用にモジュールをそろえるとなるとさらに¥20,000ほど要ります。
また、せっかくのアクションカムの携帯性が損なわれてしまうので
という人はたぶんinsta360 ONE Rの方が幸せになれます。
1インチセンサーレンズ
次に紹介する1インチセンサーレンズは、上で紹介した4Kレンズの画質をパワーアップさせたレンズです。
あの超一流カメラメーカー、ライカと共同開発したレンズでもあります。
insta 1インチレンズ | Gopro 8/insta 4Kレンズ | |
写真 | 19mp | 12mp |
動画 | 5.3K30fps 4K60fps | 4K60fps |
要は
- 静止画・動画ともにGopro HERO8よりきめこまかい映像が撮れ
- センサーが大きいので4KレンズやGoproより暗いところに少し強い
というレンズですね。
1インチで撮られた夜景
1インチで撮られた動画
Gopro MAXより編集が楽な360度レンズ
最後に紹介するのがその名のとおり360度撮れる360度レンズです。
スペック的にはGopro MAXと大きな違いはないので割愛します。詳しく知りたい方は下の記事を参考にしてくださいね。
さて、この360度レンズがgopro maxより優れているのはなんといっても編集機能が充実しているところ!
360度から「人」「動物」「ランドーマーク」などを見つけてくれたり(編集ラボ)
いくつかの映像の中からAIがベストショットを見つけ、リズムに合わせて編集してくれたり(スマート編集)
音声操作や画面のタップにて被写体をマーク、追従してくれたり(ディープトラッキング機能)
他にも、タイムラプス中に通常速度に戻したり、スローモーションにしたりすることも可能です。
・・・つまり、SNSへの投稿が楽になる360度カメラ初心者にやさしいカメラなんですね。
このように編集はinsta~の方に分がありますが、自撮りのしやすさはGopro MAXの方が液晶が大きいのでしやすいかと思います。
insta360 ONE Rはアクションカムの可能性を広げる
- レンズ+バッテリー+液晶を合体させて使う
- レンズは「4K」「360度」「1インチ」の3種
- レンズ側に液晶を向けられGopro HERO8より自撮りしやすい
- ブレ補正/防水性/音声認識あり
- フレーム必須でバッテリー類の着脱がめんどう
- 4Kレンズ ≒ Gopro HERO8
- 4Kと360度レンズはHDR動画で逆光に強い
- 1インチレンズは4Kの画質強化版
- 360度映像の編集が楽
発売からしばらく経った今でもちょこちょこアップデートをしたり新たなアクセサリを出したりしているユーザーフレンドリーなのもポイントが高いところです。
ということでレンズ次第で色々遊べてしまうinsta360 ONE Rの紹介でした!
4Kレンズと360度レンズつきでなおかつGopro MAXより安い「ツイン版」
アクションカム・360度カメラ初心者にはコスパが高くて編集が楽なこちらがおすすめです。
ただし、レンズの付け替えがめんどうなので一度の撮影機会で両方をバランスよく使い分けていきたい人はGopro MAXの方がよりよいです。
アクションカム史上トップクラスの画質の「1インチ版」
とにかく画質!という人はこちら。
暗いところにも強いですが、その点での過信は禁物です。